緑の募金 ~ 緑の募金にご協力を ~

趣 旨

森林を始めとする身近な緑は、二酸化炭素の吸収、きれいな空気と水の供給、野生動物の生息の場、さらに心に安らぎと潤いをもたらすなど、かけがえのない恵みを通じて私たちの生活を支えております。

緑の募金は、これらかけがえのない緑の果たしている重要性を広く知っていただくとともに、県民ひとり一人が緑に親しみ健全で豊かな心を育む環境づくりを進め、快適で住みよい緑豊かな郷土づくりに寄与することを目的としておりますので、ご協力をお願いいたします。

2023年用緑の募金TVCM動画をご覧いただけます。
制作:公益社団法人国土緑化推進機構

実施主体

栃木県知事から指定を受けた公益社団法人とちぎ環境・みどり推進機構が募金主体です。

使いみち

皆様方のご好意による緑の募金は、家庭用緑化樹木配布会、学校や地域など身近な緑の保全、緑の少年団や緑化ボランティア団体の活動助成など、さまざまな緑づくりや森林整備等に活用されております。
苗木配布会
緑の少年団活動
緑化ボランティア活動
緑の募金キャンペーン
森林の整備
駅構内での募金活動の実施
 緑の少年団により、駅構内での緑の募金活動を実施しました。少年団による熱心な活動に対し、多くの方々から温かいご支援をいただきました。感謝申し上げます。
 この貴重な緑の募金は、栃木県内の身近な緑化の推進や森づくり、地球温暖化防止などに大切に活用させていただきます。
 
「緑の募金使途限定募金」のお知らせ

 「令和元年台風19号等」ほか災害の被災地支援のため、公益社団法人国土緑化推進機構では「緑の募金使途限定募金」の受付を実施しています。

「令和2年7月豪雨災害被災地支援」のための豪雨等被災地支援基金(緑の募金)の受付について

 今から約70年前の第2次世界大戦直後、日本の山々は荒れ、日本全国で約150万ヘクタール(栃木県の面積の約2.3倍)に及ぶ荒廃した土地が広がっていました。
 森林の荒廃により水害や水不足など、国民生活に深刻な影響が及ぼされたため、国民運動としての緑化の取り組みが開始されました。

 1950年(昭和25年)には、第1回の植樹行事(全国植樹祭)が山梨県で開催され、以後、国土緑化の中心行事として全国持ち回りで毎年開催されています。
またこの年には、各地に緑化推進委員会が設置され、緑の羽根募金運動もスタートいたしました。
 栃木県でも昭和25年に各界の代表による栃木県緑化推進委員会(現在の公益社団法人とちぎ環境・みどり推進機構)が発足し、緑の羽根募金がスタートしました。

 この緑の羽根募金での植栽の第1号が、昭和26年の日光街道さくら並木の植栽です。宇都宮市上戸祭から日光市山口までの16kmを当時の篠井・国本・冨屋・城山・大沢の5村の道路愛護協会が募金で購入した苗を住民の手で植えたもので、ヤマザクラ1,300本、ヤマツツジ1,500株が植えられました。栃木県初めての植樹祭でした。
 現在、この並木は「さくら名所100選」に選定され見事な桜並木となっています。


(日光街道さくら並木)
ヤマザクラのため開花はソメイヨシノより1週間ほど遅い。
宇都宮から日光までの16km区間に及ぶ並木なので、様々な桜の開花が楽しめます。

 緑の羽根募金は、平成7年(1995年)、国民参加の森林づくりを地球規模で進めるため「緑の募金による森林整備等の推進に関する法律」が制定され、名称が「緑の募金」に変わりました。
 70年前の取り組みが、私たちの生活や暮らしを守る大きな緑の資源となっています。
 これからも次の世代に向けて、緑の募金の取り組みにご理解とご協力をお願いします。